当店の基本方針

すべての香料は香水原料
パレアンヌは香水専門店。 オリジナルのルームフレグランスキャンドルなどで使用する香料は、市販の芳香剤やキャンドルで使用されている雑貨用のものではなく、香水を作るための香料(香水原料)です。 だからパレアンヌのルームコロンシリーズの香りは、市販の芳香剤とは違う、香水のような柔らかで優しい香りに仕上がっています。

香水を作るための香料は、国際的な自主規制機関(IFRARIFM)が決めた使用基準やガイドライン、安全性評価に準じて製造・流通されています。 国際的なスタンダードな基準となっており、パレアンヌが調達する香料はすべて、この基準を満たしたものです。 ちなみに安全性評価(毒性試験)では、皮膚につけたり経口による毒性テストやアレルギーテスト、光毒性テストが行われます。

  • 経口毒性テスト
  • 皮膚刺激テスト(非常に高濃度の香料によるテスト)
  • 連続皮膚刺激テスト
  • 光毒性テスト
  • 光感作テスト
  • ヒトパッチテスト

さまざまな分析技術が進歩するにつれ、かつては安全とされたものでも、あるときから有害な成分と判断されるようになることもあります。 その場合は必ず香料会社から出荷停止の連絡が届きます。 つまりその香料を使っていた商品は製造できなくなり、替わりの香料を探すか、その商品の製造を中止することになります。 残念なことですが、安全性を保証するための措置ですので、当店でもそれに従った対応をとっております。

なお、商品開発だけでなく、香りスクールで使用している香料も同じ基準をパスしたものだけを使っています。
いい香りだけを選び抜いた商品展開
当店で販売している香水は、「メゾン系」と呼ばれる、香水専門ブランドもしくは香水を中心に商品展開しているブランドの香水が主体です。 洋服、バッグ、靴などの商品が主体のファッションブランドの香水は、あまり取り扱っておりません。

なぜ有名ファッションブランドの香水を取り扱わないのか。 取引上の制約などさまざまな理由がありますが、一番大きな理由は、香水に注ぐ思い入れと歴史が持つ香りの重みに、やはり違いがあるからです。

メゾンブランドのほうが香りが上、という意味ではありません。 ファッションブランドの香水にも「名香」と呼ばれる素晴らしい香水があります。 いい香りかどうかは主観的なものですから、どちらが上とか下とか判断できるものではありません。

しかしファッションブランドは自社ブランドの価値を高めるために香水を開発するのに対して、メゾンブランドは香水に自社の将来をかけるという強い思いを感じます。 その違いは商品展開をみても明らかで、メゾンブランドの香水は数年~数十年の間、同じ香水を世に送り出し続けるのに対し、ファッションブランドの香水は長くて2~3年、早いもので1年で姿を消すものが少なくありません。

ただこの違いは、今後変わってくるかもしれません。 メゾンブランドでも調香師が変わると、伝統的な商品に見切りをつけ、新しい商品を投入するという傾向が見られます。 メゾンブランドからファッションブランドの専属調香師に移籍し、香料の開発からこだわって素晴らしい香りの香水を発売するという例もあります。

当店がこだわるのは「香り」そのもの。 有名なセレブブランドやファッションブランドの香水がメディアで取り上げられ、注目されることが多いものですが、当店ではその「知名度」ではなく、あくまでも「香り」にこだわります。 どんなに売れている商品でも、当店が素晴らしいと認めた香りの商品のみ取り扱っていきたいと考えています。

だから当店で販売している香水は、すべて事前にその香りを確かめたものばかり。 日本人のライフタイルや気候に合うかどうか、誰にも幸せと感じられる香りかどうか、試行錯誤しながら選び抜いた商品です。

これはパレアンヌ発足時に決めた、当店のモットーでもあります。
すべて総代理店・正規代理店からの仕入れ商品
当店で取り扱っている商品は、すべてその香水ブランドの総代理店・正規代理店から仕入れたもの。 並行輸入品、管財品、倒産品は扱っておりません。

まれに取り扱っていなくても、ある香水を探してほしいというご依頼があります。 その場合はインターネット等を通じて商品を調達いたしますが、間違ってもオークションサイトは利用しませんし、香水を単なる一商材として扱っているように見受けられるところからは購入しないよう心がけています。

香水は「生きた液体」です。 開栓した時点から、香りの品質は徐々に劣化を始めます。 箱に入っている状態でも、保管している場所の明るさや気温、湿度、温度変化、衛生状態などの影響で、少しずつ劣化していきます。 インターネットで販売している商品が、どのように保管されているのかがわからない以上、購入する店舗は厳選せざるを得ません。

従って、品物が大切に保管され、責任をもって出荷してくれる総代理店・正規代理店が、最も安心な仕入先と考えております。

管財品や倒産品は、保管状況や途中の取り扱い方がとても不安なため決して扱いません。 また並行輸入品は調達先が不明なことが多く、上記と同じ理由で商品の保管状況が不安なため取り扱っておりません。
香りの品質劣化を避けるための在庫調整
香水は「生きた液体」だということを先にお話しましたが、その香水をいかに正しく保管するかは、当店としても頭を悩ますところです。 小規模店なので冷暗所のような保管倉庫は持てず、店内の直射日光が当たらない、考えうる最も安全な場所に保管することしかできません。

ここ秋田の気温は、夏は30度を超え、冬には零下まで下がるという、通年を通した気温変化が激しいところ。 安っぽいアクリルケースは真冬にはヒビが入ってしまいますし、真夏は香水を開栓したままキャップするのを忘れると、思いのほか蒸発してしまいます。

考えすぎのようですが、やはり販売用の香水を3年以上保管することは避けたいもの。 ですから当店では在庫は極力少なくするようにしています。

その弊害として「入荷待ち」の札がなかなか消えないこともあり、これは小売店としてはタブーのスタイル。 でも皆様にはできるだけ入荷したての商品を買っていただきたいという思いが強く、売り切れの場合は「お取り寄せ」という手段をとらせていただいております。
基本は対面販売
たくさんのブランドのたくさんの香水がズラリと並び、品揃えは華やかですが、いつもどこか閑散とした雰囲気のお店。 パレアンヌが恐れているのは、まさにそんなお店になってしまうことです。

人間が短時間に連続で嗅ぎ分けられる香りの種類は多くありません。 嗅覚が麻痺するからです。 何十種類もの香水を順に嗅ぎながら、好きな商品を選ぶというのは、恐らくかなりの無理があります。 通常は数種類の香りを嗅ぎ比べて、その中から選ぶのがベストだと考えています。

そこで当店では、単なる陳列販売ではなく「対面販売」を基本にお客様に対応しております。

お客様の香りの好みや、香水をつける場所、季節、日頃の香りに関するお悩みなどをお聞きして、まずは大まかに数種類の香水をお選びします。 その中から1本1本嗅ぎ分けながら、時には鼻を休めて世間話を楽しみながら、時間をかけて香水をお選びいただけるよう心がけております。

そのため、柑橘系の香水を探していたのに、最後に選んだのがフローラルの香水だった、ということもしばしば。 自分はこんな香りが好きだったのかと、新たな発見をされるお客様も少なくありません。 新鮮な嗅覚で、ゆったりした気分で香りを嗅ぐと、思いがけない香りに出会うものです。

パレアンヌは、そんな香りを楽しめる空間として、皆様にご利用いただければと思っております。